<第13回> 
アルゼンチン・海の動物たちに出会う
アザラシ、ペンギン、クジラの豪快ジャンプも見物!
文/岩井加代子

 アルゼンチンで海の動物ウオッチング? アルゼンチンタンゴやブエノスアイレスを知っていても、海の動物がアルゼンチンで見られるとは意外に思う人が多いかもしれない。
 ところが、南北約3700kmに及ぶこの国の東側の大半は大西洋に面しているのだ。
 ブエノスアイレスから南に行き、南緯40度以南のアルゼンチンとチリにまたがる地域にパタゴニア地方がある。アルゼンチン北部は広大な平原、南部は寒さの厳しい大地、チリ側は山と湖が多く変化に富んだエリアだ。そのパタゴニアが始まる南緯40度付近の大西洋にぽっこり突き出したところにバルデス半島があり、ゾウアザラシオタリア、ペンギンの生息地がある。ここは体長15mを超えるセミクジラの世界最大の繁殖地でもあり、近年ホエールウォッチングのポイントとして脚光を浴びてきたところ。19世紀には日本でよく見かけられたセミクジラだが、今では滅多にお目にかかれない。まさにバルデス半島は貴重な海の動物たちの宝庫がなのだ。
 バルデス半島の観光の拠点になるのはプエルト.マドリンとトレレウという2つの町。それぞれの町からツアーもあるので、観光にはこれに参加すると便利。というわけで、私もバルデス半島で可愛いペンギンやでっかいゾウアザラシに会ってきました!
 朝、プエルト・マドリンからツアーバスに乗込む。ラクダ科のグアナコやダチョウの一種のニャンドウ、パタゴニアラビットなど、思いがけず陸の動物たちともご対面。海の動物しか見られないと思ってたのにラッキーだ。
 まず初めに目指したのがプンタ.セロのゾウアザラシの生息地。でっかいオスのまわりに数頭のメスが囲み、まさにハーレム状態! ちょこんと近くには愛らしい赤ちゃんもいる。集団でゴロゴロ寝ていて、少しずつ近付くとその距離わずか10m。おっかなびっくりながらもあまりの近さに感激。動物園よりもこんなに近くで見られるなんて!

 今度はバスでひた走り、プエルト・ピラミデからライフジャケットを着てボートに乗り、ヌエボ湾へ向かう。すぐ沖のほうで、クジラのジャンプを発見。5〜6頭の集団クジラだ。さらにボートで近付くと、お母さんと赤ちゃんクジラと大接近。またしても10mくらいまでの距離で見られた。こんなに近づいても逃げないなんてすごい! しばらくクジラを眺めていたら、次第に親子も遠くへ泳いでいった。岸へ戻ろうとする私たちを見送るように、再び豪快ジャンプを披露してくれた。地元の人の話しでは10〜11月にしかクジラには出会えないという。この時期にたまたまバルデス半島に来れるなんて、ラッキーだった。
 翌日はバルデス半島とは反対方向、ペンギンの保護区があるプンタ・トンボ行きのツアーに参加。保護区に入るとペンギン集団が地面に穴を掘り、ちょうど卵を温めていた。ガイドさんいわく、彼らは南極ペンギンやマゼランペンギンらしい。小さな体でトコトコ歩く姿がなんともユーモラス! 手を伸ばせば届きそうな距離までペンギンに近づいた。巣の中には卵が2つあって、ふ化するまでは40日ほどかかるそうだ。もう少しあとに来られれば、ベビーが見られたのに……。でも、そうするとクジラと会えなかったかもしれないし……。ガマン、ガマン。これだけ楽しめたんだもん。
 一方、海では短いしっぽをフリフリさせながら、ペンギンたちが泳いでいる。この姿も可愛くてなかなか見物だ。

 ゾウアザラシのハーレム、クジラの豪快ジャンプ、よちよち歩きのペンギンたち、バルデス半島での海の動物たちとまたいつか再会したい。

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