〜サルヴァドールのカーニバル

文/久枝・高橋・サントス

ブラジルと言えばカーニバル。
カーニバルと言えばブラジル。


 と言っても良い程有名なカーニバルですが、私は個人的にはあまり関心の無かったほうでした。でも今回、南米専門の旅行会社のサイトでコラムを書くというチャンスも有って、興味が湧いてきましたよ。

 最初に、カーニバルに対するブラジル国民の情熱は凄い物だと思いました。主にリオ・デ・ジャネイロ、サン・パウロ、サルヴァドールのカーニバルがTV中継されるので世界中で有名ですが、他の都市でも似たような行事をする都市が多いようです。

  さて、サルヴァドールのカーニバルですが、1月末のラヴァージェンと呼ばれるアフリカの風習から来た行事をかわきりに、もう街はカーニバルの雰囲気です。主要舞台となる、15世紀当時のヨーロッパ建築が現存するプラッサ・ダ・セ(セー公園)、カンポ・グランデ(劇場も近くに有る)の近くの臨時座席も準備され始めます。

 サルヴァドールのカーニバルは、他のそれとは違って、トリオと呼ばれる移動舞台の上にバンドと歌手達が乗り、一日中、カーニバル期間中、街を練り歩くというものです。移動式のコンサートとでも言うべきでしょうか?

 参加したい人はトリオの周辺で踊るわけですが、アバダというTシャツを買って着ることで参加料の代わりとなります。アバダを買えば誰でも参加出来るので、友人と共に好みの歌手のトリオと一緒に歌い踊るというわけです。今年は約2百万人がこのトリオと共に歌いまくり踊りまくったとのこと。
 今年のテーマは、Carnavafrica(カルナウ゛ァフリカ)ということで、アフロ文化の混在するここサルヴァドールならではの、興味深いテーマでした。トリオの中にもアフリカ原住民のメイク、衣装で歌っていたグループも有ったくらいです。アバダは1日100レアル位ですが、毎月のローンで払っていけば少しやすくなるようです。
  「どうも人込みは苦手だ」という人は他の楽しみかたも有ります。カマロッチとよばれる方法で、大通りに面したアパートをカーニバルの時期だけ借り、桟敷さながらに、上からカーニバルを楽しむという方法です。また、今回知った事ですが、皆が皆お祭り好きという訳ではなく、そうでない人はこの期間、リゾート地に出かけるようですよ。

  リオとサンパウロのカーニバルの様子はTV中継で観ましたが、実に国際色豊かな美しいカーニバルでした。ポルトガル、ドイツ、イタリアなどのコロニーも、それぞれの国旗の色を使った衣装で代表を出し、1年間の練習の成果を競っていました。中には、新体操、サーカスやバイクで球の中を乗り回るなどの技術を挿入し、カーニバル自体のレベルを引き上げていました。

  ただのお祭り騒ぎだと思っていた私は、様々な民族で構成されている移民社会の文化の多様さに圧倒されてしまいました。そしてカーニバルに対する見方を変えざるを得ませんでした。移民して12年目にして、ブラジルを大発見した私でした。そして、カーニバルに携わる人達の1年間の練習の苦労に拍手したい気持ちで一杯になりました。米元大統領夫人が、毎年このカーニバルを観に来られるというのも、分かるような気がします。また、来年が楽しみです。
◇◆◇筆者プロフィール◇◆◇

久枝・高橋・サントス
音大卒業後、ピアノ教師に。
結婚を機に12年前にブラジルに渡る。
現在は、サルバドールの海沿いに暮らし、ピアノや歌を教えている。

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