ブラジルの中の日本 −3−
ブラジルに溶け込む
日系人たち

文/久枝・高橋・サントス

 今回は、毎月行われるカラオケ大会、並びにサンパウロからツアーでサルヴァドールに来ていた一行との親睦会が市内のホテルでありましたので、そこにお邪魔しました。

 このカラオケ大会、一世、日系二世、三世と四世(“ノンセイ”“Nao sei”とも言われます。ポル語で、私は知らないという意味。もう何も日本に関することを知らないという現実と、“四世”を引っ掛けて言っているようです)の人達が、日本の伝統、言語を保つためにやっている活動のひとつだそうです。今、サルヴァドール(ブラジル)では、時代と共に移民1世が激減し、日本の伝統や文化を知る人々が減りつつあります。そこで、日系社会では、日本文化を残していこうという動きが活発化しています。
 そのうちの一つとして、日本語学校の生徒たちで青年会も作っています。日本語学校で学んだ成果をカラオケ大会で実践しているということです。お邪魔させていただいた時、青年会の皆さんが全員で“上を向いて歩こう”を和気あいあいと歌っていたのが、とても楽しそうでした。
 歌っている方々の中には発音がどうも頼りない人もいますが、中には隠れたタレントも居て、その方はとても上手に歌っていました。このような活動を続けることで、ブラジルで生まれた子供たちがこういったイベントに参加しながら日本人としての自覚をし、日系社会に溶け込めるようになっているのだなあ・・・と実感しました。
 そうそう、忘れてはいけないのが、お弁当のこと! みんな、家からお寿司やおにぎりを持ち寄って、けっこうなご馳走になるんですよ。次回は、私も子供を連れてお弁当を持って行こうかなと思っています。
 その翌日、あるホテルで行われたサンパウロ日系人約80人の団体旅行者とサルヴァドール日系人との間の親睦会では、日系移民歴史の旅をする思いをしました。
 親睦会では縁合って、移民43年になるサルヴァドールの一番の長老、85歳の清水さんにお話を聞くことができました。第二次大戦後のご苦労、農園での仕事など、ブラジルに移民した日系人全体に共通するであろう波乱万丈の歴史に思いを馳せました。それと同時に、青年会に入っている若者たちの、よりブラジル社会に溶け込んだライフスタイルと、それでありながら日本とのつながりを求めて行かざるを得ない彼らの中に、現在の開拓者である姿を見る思いがしました。そして彼らは、確実にブラジル社会の中で信頼を得ていると言って間違い無いでしょう。
  日本に居ると、こういう日本人社会が国外に在る事をとかく忘れがち・・・・でも、住んでみると意外と日本よりも住み安かったりするものですよ・・・・・!
◇◆◇筆者プロフィール◇◆◇

久枝・高橋・サントス
音大卒業後、ピアノ教師に。
結婚を機に12年前にブラジルに渡る。
現在は、サルバドールの海沿いに暮らし、ピアノや歌を教えている。

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