住めばブラジル
日本からブラジルに移住され、ブラジルの社会・環境問題、移民の記録などを録り続けていらっしゃる映像作家の岡村淳氏の「住めばブラジル」。様々な視点からコラムを書いてくださいました。
アマゾンへ避暑にお出でませ!
世界の奇観、アマゾン河の合流点。手前が黒い水のネグロ川。向こう側は泥色の本流・ソリモンエス川。
 イヤハヤ今年の日本の夏はひどかったようですねぇ。
 最高気温が40度近くとか。

 ブラジルから「アマゾンへ避暑にいらっしゃいませんか」などと冗談っぽい暑中見舞いを日本の方々に送ったのですが、これは結構ホンキなのです。


 すぐに思い浮かぶのが、最近、アマゾンで日本人の友人がオープンしたアマゾン・リバーサイド・ホテル。さっそく現地にこの8月の温度を尋ねてみました。


 最高34度・最低22度・平均が25度。

 ねっ、なかなかアマゾンって快適なんですよ。
 日本でも最近は熱帯夜という言葉を使わず、真夏夜というふうに称しているようですが、実際の熱帯の夜は涼しいくらいで、日本の真夏のつもりだと風邪をひいてしまうかも。


アマゾンリバーサイドホテルの高台からアマゾン河を望む。
これがホントの舟盛り。カヌーの上に料理が並ぶ。
 しかし。ついにアマゾンに日本人の経営で安心して泊まれるリゾートホテルの誕生する時代になりました。
 その名もアマゾン・リバーサイド・ホテル

 場所はアマゾン観光のメッカ・マナウスの町から、ボートで小1時間というアクセスのよさ。

 マナウス近郊にはいくつかのリゾートホテルがありますが、意外なことにずばりアマゾン河本流に面しているのはここだけとか。
 人口100万人を越える大都市・マナウスをボートで後にして、泥色のアマゾン本流と黒い水の支流ネグロ川が交じり合わずに平行して流れる奇観を目のあたりにしつつ、川べりの現地人の生活や巨大なオオオニハスの群落を訪ねるなどして、ホテルに向かいます。

 アマゾンの森と川との調和を基本とした、先住民インディオの巨大住居を模した心和む作りの建築が近づいてきます。
 桟橋からすぐにホテルです。フロントからロビー、レストランまでアマゾン本流に面していて、眺めは絶景、しかも気になる害虫も見当たりません。
 さっそくウエルカムドリンクでブラジルの国民的カクテル・カイピリーニャが出される心配り、何10回とアマゾン各地の取材をしてきた私ですら、もうここにいるだけでご機嫌です。

アマゾン森歩きの定番・木のツルからしたたる水を試飲。甘露。
ホテルの敷地内のアマゾンの熱帯林を歩く。アマゾン古参の日本人ガイドさんが同行してくれます。
 このホテルのメリットは、お仕着せのアマゾン観光の定番から特殊な関心に合わせたツアーまでアレンジしてくれることです。

 テレビ番組でアマゾンのおなじみとなってしまった(冷や汗・・・)ピラニア釣りや夜のワニ狩りもけっこうですが、ぜひオリジナルなアマゾンのひとときを味わっていただきたいもの。

 私のオススメは、ホテルの敷地内に広がる熱帯林の小道の散策。ただただ歩くだけでもワクワクですが、ガイドさんの解説があると、はるかに楽しむことができます。肝臓に優しいキニーネの木、チューインガムの原料の木、牛乳の代用となる乳液を出す木、等々、アマゾンの森が偉大なコンビにであることがわかります。さらに敷地内にはホタルも棲む湧き水がいくつもあり、もちろん飲用もOKです。

 私は仕事柄、虫には多少の心得がありますので、さまざまな懐かしの珍虫・奇虫と再会できて、もう感無量。

 今度、ぜひやってみたいのはアマゾンのイワシ釣りです。アマゾンには淡水に適応したイルカからエイまでいますが、イワシもいるんですよ。
 ホテルの近くに穴場があるとか。ホテルには醤油もありますし、魚も刺身にさばいてくれますが、おろし用の大根を持参して、アマゾンイワシの塩焼きといきたいところ。

 ホテルのオーナーによると、今後ともアマゾンを日本人に満喫してもらえる独自のインフラを計画中とか。
 私が最も楽しみにしてるのが、大アマゾンを望む露天風呂。実現が待ち遠しい! 混浴になるのか、水着着用になるのか、今から気になるところです。
葉の直径が1メートル以上にも成長するオオオニハスの群落。
 私の暮らすサンパウロではここのところ、異常乾燥続きです。湿度10数パーセントという乾きぶりで、喉や肌の問題が市民に続出しています。  ああ、湿度90パーセント近いアマゾンのお湿りが恋しい。

 世界各地の異常気象のなか、アマゾンはますます人々の憧れの地となるでしょう。

アマゾン・リバーサイド・ホテルのサイト
www.amazonriversidehotel.com


◇◆◇筆者プロフィール◇◆◇

岡村淳(おかむら・じゅん)

1958年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。1982年、日本映像記録センター(牛山純一代表)入社。処女作は日本テレビ『すばらしい世界旅行』の「ナメクジの空中サーカス 廃屋に潜む大群」。以降、ゲテモノおよび中南米の取材を主に担当して、大アマゾンの裸族、ピラニア、ポロロッカ等々を扱う。
1987年、フリーとなり、ブラジルに移民。
フリーの番組ディレクターを経て、1991年、小型ビデオカメラを用いたひとり取材に開眼。ブラジルの社会・環境問題、移民の記録にこだわり、作品をNHK、東京MXテレビ、朝日ニュースターなどの日本のTVメディアで発表。近年は自主制作によるドキュメンタリー作りを続けている。
自主制作の代表作に「郷愁は夢のなかで」(1998年)、「ブラジルの土に生きて」(2000年)、「赤い大地の仲間たち フマニタス25年の歩み」(2002年)、5時間15分の長編「アマゾンの読経」(2004年)など。
作品の上映には制作責任者である岡村の立会いを原則として「ライブ上映会」と呼ばれ、「ひとりでもご覧になりたい方がいればおうかがいする」という方針で、これまで日本、ブラジル、台湾、アメリカ、チリ、アルゼンチン、オランダでライブ上映会を実施。

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