サルヴァドールの街歩き
 ようこそ、サルヴァドールへ。
 サンパウロから空路約2時間半、リオデジャネイロから約2時間。ポルトガル統治時代は首都として栄え、現在はユネスコの世界文化遺産に指定されている歴史的な街として、多くの旅行者が訪れています。
 そんな世界文化遺産の街 サルヴァドールの魅力を、Ms.久枝がご紹介します
カポエイラ
CAPOEIRA

 最近日本でも少しだけ知っている人が増えてきたような、カポエイラ。実は世界中で結構知られているスポーツになっています。

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リズムに乗りながら足を蹴り上げたり回したり、かがんだりと激しくしなやかに動くのがカポエイラ。
 元々はインディオの言葉で、Caa(草地)-Puera(野焼きした、あるいは新しくした)という意味から派生したといわれています。野原で練習していたために、草地が語源になった説が一番有力のようです。

 歴史をさかのぼれば、16世紀頃、主にサトウキビ工場で重労働を強いられたり、しばしば体罰などを受けていた黒人奴隷の人々が、あわよくば重労働から逃れて自由の身になりたいと、それが武術だと知られないように音楽と共にダンスをしているかのように見せかけながら鍛錬していたといわれています。

 本来の特徴は、すぐ相手を倒すというよりは、蛇のように狡猾に相手の技をうまく交わしながら、疲れさせ、その後に技をかけることにあるそうです。それをできる人が、真にカポエイラの極意を知る人とされているとか。

 そこで、友人の甥っ子さんであるクリスチアーノさん(Sr. CRISTIANO DOS SANTOS SUZART ニックネーム:BAU)がカポエイラの先生をしているというので、カポエイラグループ、アルテビーダ(ARTE VIDA)にお伺いし、少しお話しを聞きました。

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子供は3歳から。2歳半からカポエイラをはじめるお子さんもいます。 BAUのグループは3本のビリンバウ、2つのタンバリン、その他特有の楽器を使います。

 カポエイラについて何も知らない私は、色々な質問を立て続けにしてしまいました。

高橋: おいくつの時から始められましたか?
BAU: 7歳の時からです。
高橋: 何年間やっていらっしゃいますか?
BAU: 28年間です。
高橋: 何がきっかけでしたか?
BAU: 以前BOXYをやっていましたが、その教室の先生がカポイエラも教える方でした。そのうちストレッチングなどにカポエイラを使うようになり、気が付いたら、カポエイラ指導者になっていました(笑)。
高橋: カポエイラをするときは白い服を着て行いますが、何か理由があるのですか?
BAU: 白い服を着ていると、何か技をかけられたときに汚れるため、すぐ負けが分かるからです。
高橋: BAUさんのプロジェクトは、どのようなカリキュラムですか?
BAU: 週2回、1時間です。生徒にはプロジェクトのTシャツをプレゼントしています。学校の成績が中以上でないと、プロジェクトに参加できないので、みんな一生懸命勉強もします。カポエイラを通して学生としての責任感も養うようになっています。
高橋: 何年間ぐらいで、メストレ(師匠)になれるんでしょうか。
BAU: カポエイラは、生涯かけてやるものです。インストラクターとしては、少なくとも4年間カポエイラを続けていなくてはなりませんし、インターンとして6年間、先生として8年間、コントラメストレから、メストレになるまでも、常に鍛錬するばかりでなく定期的にワークショップに参加するなど、常にカポエイラの社会に溶け込んでいなくては師匠になれません。
高橋: まさに、道ですね。ありがとうございました。

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家族のみんなが観に来てくれるのも、励みになることでしょう。
 ちなみに、ブラジルでは部活動やクラブがない代わりに、それぞれの分野のプロが、プランを作って企業や文部省、文化庁などに提出すると、公費でお給料をもらいながら文化スポーツ活動を繰り広げることが可能です。これをプロジェクトと呼んでいますが、彼の場合は、学校などでプロジェクトをすることで地域の教育の質の向上に貢献しています。

 これからも続くであろうカポエイラの歴史。
 時代と目的は変わっても、何かに熱中している子どもたちの将来には、きっと明るい未来があると感じました。




筆者プロフィール

久枝・高橋・サントス
音大卒業後、ピアノ教師に。結婚を機にブラジルに渡る。
現在は、サルバドールの海沿いに暮らし、ピアノや歌、日本語を教えている。

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