サルヴァドールの街歩き
 ようこそ、サルヴァドールへ。
 サンパウロから空路約2時間半、リオデジャネイロから約2時間。ポルトガル統治時代は首都として栄え、現在はユネスコの世界文化遺産に指定されている歴史的な街として、多くの旅行者が訪れています。
 そんな世界文化遺産の街 サルヴァドールの魅力を、Ms.久枝がご紹介します
ドイス・デ・ジューリョ
DOIS DE JULHO
 ブラジルの独立記念日は9月7日ですが、ここサルヴァドールでは7月2日も独立の記念日としてパレードなどのお祭り行事が行われます。それはなぜでしょう?

 そもそもブラジルが独立した1800年代は、イギリス産業革命やアメリカ独立戦争の影響を受け、世界の中で植民地政策が消え去ろうとしていた時代でした。思想的にもブラジルの若い知識層の中に独立の気運が巻き起こっていました。

  ブラジルでも、1822年9月7日、サンパウロにてドン・ペドロⅠ世が「独立か死か!」と叫んだとされる独立宣言を機に、公式的に独立を遂げました。にも拘らず、新しい政治形式は未だ確立していませんでした。
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 特に、ブラジルで最初に植民が始まったサルヴァドールは、依然として重税に苦しんでいました。毎年、金何キロというノルマを強いられ、目標が達成できなければ一般市民から金を剥奪しなければならなかったこともあったそうです。
 遅々として進まぬ独立に人々の不満はたまるいっぽう。そして、ポルトガルから配置された新しい司令官をブラジル人軍人たちが受け入れなかったのを機に戦火が勃発し、独立をかけた戦いは瞬く間に広がりました。軍人、さとうきび業者、商人、職人などによって組織化していった独立派はポルトガル軍の弾圧に耐えながら戦い、独立のヒロイン、マリア・キテーリアを初め、様々な犠牲の上に勝利にたどり着きました。最後は、サルヴァドールへの日用必需品の搬入を妨げ、ポルトガル軍が降伏するのを待ったそうです。

 つまり7月2日は、ブラジルの植民地支配が始まったバイア州から、最終的にポルトガル軍が撤退した記念日なのです。

 7月2日の記念日にはパレードが行われ、サルヴァドールはお祭り気分が高まります。
 早速パレードを見に行こうと、朝9時ごろ、セー広場(プラッサ・ダ・セー)に着いたのですが、街はすでにパレードを見物に来た人々でいっぱいでした。

 余談ですが、バスでプラッサ・ダ・セー行きに乗ったはずなのに、下町のメルカード・モデロの前で降ろされてしまいました。狐につままれたような感覚に陥って「なぜ?」と考えていた私たちに、運転手さんは「仕方が無いでしょう、上町はパレードで通行止めなんだって。俺達も知らなかったんだから」と理由を説明してくれました。バス停に時刻表が無いのにはもう慣れていますが、行き先が変更になるのにはまだ不慣れでした。でも、こういう場合は仕方がありませんよね。なんといっても、運転手さんですら知らなかったのですから!

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ジバン・デ・コウロ(皮の服)を着た騎馬兵たち。
 話は戻って…。
 広場に着くと同時に、当時の衣装を身に着けた騎馬兵が列を作って入場して来ました。
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高校生で編成された、ブラジル独立軍を再現したグループ。

 ブラジル独立軍の凱旋や、当時のインディオやバイアナなどの庶民の様子を再現する数々の高校生のグループ。とてもよく出来ていましたよ。 市役所前の大通りは見物客でごった返していました。

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独立のヒロイン、マリア・キテーリアを再現。男さながらに活躍したといわれる。
 写真で、青い軍服を着た女性が見えますが、それが、女性でありながらも志願兵として活躍したマリア・キテーリアというヒロインです。 いつの世も、女性はいざとなったら強いのでしょうか。

 私は最後まで居ることができませんでしたが、午後はカンポ・グランデ方面にパレードをして行く予定だということでした。

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この行事のため、市街は飾り付けられていた。 右端に見えるバルーンは、ブラジルの国旗とバイア州の州旗を混ぜて2の数字をデザイン化したもの。
 以前サルヴァドール国際空港は、独立にちなんでドイス・デ・ジューリョ(2 DE JULHO 7月2日の意)と呼ばれていました。 数年前、ある政治家の名がつけられましたが、最近のニュースによると、空港の名を元のドイス・デ・ジューリョに戻す動きがあるとか。やはり、愛国心は崇高なものですよね。
 サルヴァドールに来られるのなら、絶対見る価値ありのこの行事。
 来年は、日程を合わせて、来られてみてはいかがですか?


筆者プロフィール

久枝・高橋・サントス
音大卒業後、ピアノ教師に。結婚を機にブラジルに渡る。
現在は、サルバドールの海沿いに暮らし、ピアノや歌、日本語を教えている。

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