南米・ブラジル専門店 ウニベルツールの南米大辞典
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ジョアン・アベランジ記念大会
(COPA JOAO HAVELANGE)
 この時期は通 常、カンピオナット ブラジレイロ(CAMPIONATO BRASILEIRO)が開催されています。しかし、昨年(99年)、ブラジリアに拠点を持つ1部リーグのクルビ・ガマ(CLUBE GAMA)が1部リーグから2部リーグに格下げされたことに対し、同チームの幹部がCBF(ブラジルサッカー協会)に抗議して裁判に持ち込む動きがありました。
 裁判に持ち込まれた場合、この問題はCBF内での問題だけではなく、ことはFIFA(世界サッカー協会)にかかわる問題に発展するため、今年2000年のカンピオナット・ブラジレイロは「中止」となってしまいました。
 そこで今年はこの期間にサッカーの試合がなくなってしまったため、この記念大会が開催することに。
 結果として今年のカンピオナット・ブラジレイロの優勝チームはなく、またジョアン アベランジ記念大会は裁判が長びかない限り、今年だけの大会となります。

 さて、なぜクルビ・ガマがCBFに裁判を持ちかけたかというと、昨年のこの大会でサンパウロに所属していた日系二世のサンドロ・ヒロシの「年齢偽装」事件がことの発端です。予選を通 過していたサンパウロはその結果、勝ち点を剥奪され、予選落ちとなりました。
 これにより、すでに2部リーグへの降格が確定していたボタフォゴが、サンパウロ戦で不戦勝となり勝ち点をゲット。この結果 、ひとつ上にいたガマを抜いて繰り上がり、クルビ・ガマが2部リーグに降格となってしまったのです。
 本来であれば、ボタフォゴが1部リーグから2部リーグに降格するはずが、不戦勝によって勝ち点が加算されたことでガマを抜き、2部リーグへの降格を免れ、1部リーグ残留が決定していたはずのガマが勝ち点でボタフォゴを下回り、2部リーグに降格となってしまったのです。
 ガマ側としては、サンパウロの「年齢偽装事件」による格下げは納得がいかないという理由で、CBFに対して裁判を持ちかけたというシナリオです。

 では、どうしてカンピオナット・ブラジレイロが今年は開催されないかというと、もし今年、カンピオナット・ブラジレイロを開催すると、ガマ・クルビが参加できず、この報告がCBF側からFIFAに伝わり、国際試合に支障をきたす事になるからです。
 CBFとしても、こんなことになっては「世界的問題に発展しかねない」として、今年は、カンピオナット・ブラジレイロを中止し、空白になったこの期間に別 の記念大会を急遽決定し、開催したということです。


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