南米大陸の旅

公益財団法人 日本民謡協会
ブラジル公式訪問団 参加リポート「ブラジル飛び歩る記」

<第2回>
「日系移民の母」渡辺トミ氏創設の『憩の園』へ


七月九日(日)
 
朝食後、日系老人ホーム「憩の園」で三〇分程の慰問公演をした後、館内にある創設者の記念室に案内していただいた。
 
創設者は、先に移民した親戚を頼り、困窮する家族に負担を掛けまいと、十一歳の時に鹿児島県から単身で第四回移民船に乗った「渡辺トミ」(旧姓:池上)と言う人であった。
 
彼女は先に渡伯した叔母のもとに身を寄せ、その後サンパウロ医大創設者となったフランス系医師、セレスチーノ・ブルー博士一家の家庭奉公に入った。すると親身に可愛がられ、教育も受けさせてもらう。十八歳でマルガリータと言う洗礼名を受け、昭和三年に、初の日系公認会計士である渡辺儀平氏と結婚した。
その後、第二次大戦が始まる。ブラジルは連合国側で参戦し、日本は敵国に。日系人の苦難が続く。
 
彼女は昭和十七年にサンパウロ・カトリック日本人救済会を組織している。敵国人として扱われ困窮した日系人の援護活動にあたり、昭和三十三年に現在の「憩の園」を設立。「日系移民の母」と呼ばれ、平成八年に九五歳で亡くなったと、感動的な人生が綴られていた。
日系移民の母、ドナ・トミ・ワタナベ

日系移民の母、ドナ・トミ・ワタナベ

憩の園に残る、かつての移民の方々の写真

憩の園に残る、かつての移民の方々

緑豊かな憩の園

緑豊かな憩の園


公演後、昼近くに、再び昨日の「第二〇回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」会場へ到着。やはり焼鮭弁当を供された。
 
今日は、前日と異なり副舞台が先で主舞台が後となる。ところが会場は昨日同様の混雑。若者は人種に関係なく「日本マンガ」のコスプレや浴衣を着た人も多かった。
 
二日目にて判明したことだが、我々の世話役の若い日系嬢が津軽三味線をやっているという。急遽リハーサルをするとかなりの腕なので、そのまま舞台に参加していただいた。
 
夕食は昨日とは別のレストランに行き、取敢えずサンパウロでの公演を祝した。
サンパウロ市議会から、日本民謡協会公式訪問団員に表彰プレートが贈呈。

サンパウロ市議会から、日本民謡協会公式訪問団員に表彰プレートが贈呈。

贈呈された表彰プレート

贈呈された表彰プレート



■筆者プロフィール

佐々木淙山 sozan sasaki

 

日本民謡協会全国大会専属伴奏者。民謡および都山流尺八を修行し、尺八歴50年の大ベテラン。

2008年の訪問以来、2度目の訪問。




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