サッカー ワールドカップ2014ブラジル大会が終わりましたが、ブラジルは次なる世界的な大イベント、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックに向かっています。
オリンピックのメイン会場となるバッハ地区(元サーキット場)は、リオ市の情報では20〜30%程度の進み具合とのことですが、完成している会場、競技場もあります。
例えば、メイン会場では、バスケット等が行われるHSBCアレーナやプール。ここは、以前に開催されたPan-Amewrican大会のためにすでに完成しています。
別地区では、射撃・ポロ会場。郊外にある陸軍基地内を利用するため完成済みですが、多少の手直しが行われます。
また、陸上競技場(ジョアン・アベランジ競技場)も完成していますが、天井の鉄骨に欠陥が見つかり、改修・修理工事中です。
そして、サッカー会場。
リオデジャネイロ・オリンピックでは、リオだけではなく、サルバドール、ベロオリゾンテ、ブラジリア、サンパウロの5都市に分かれて試合が組まれます(※2015年にマナウスが追加され、6都市7会場となりました)。
会場はもちろん、W杯が開催された各競技場です。
詳細はゆくゆく紹介していきますが、今回のW杯でいくつかの競技場を訪れたウニベルツールスタッフによる、簡単な感想をご紹介します。
なお、下記の利便性のコメントは、通常の場合を想定したものです。
W杯のときもそうでしたが、オリンピック開催期間中はなんらかの制限などが行われる可能性があります。
オリンピック前に下記競技場に行ってみたいというかたは、ご参考ください。
ブラジリア
ブラジリアのナショナル・マネ・ガヒンシャ競技場は、ホテル群地区から近く、徒歩で会場移動ができます。
ブラジリア ナショナル・マネ・ガヒンシャ競技場
ベロオリゾンテ
ベロオリゾンテのミネイロン競技場は、中心街から離れており、地下鉄もないため、交通の便があまりよくなかった印象です。
ベロオリゾンテ ミネイロン競技場
サンパウロ
サンパウロは、コリンチャスの本拠地・コリンチャンス競技場。地下鉄の駅、列車の駅ともに近く、交通は電車利用が一番です。
なお、9日付のサンパウロ新聞によると、開幕直前まで工事が進められていたコリンチャンス競技場。
W杯が終了した現在、スタジアム内部の「W杯期間中に包まれていた青を基調とした大会デザインが一掃され、コンクートがむき出しの状態。W杯用に増設されていたゴール裏仮設観客席2万席は撤去」とのこと。
10階に建設予定のレストランも工事中で、「完成まで相当な時間がかかりそうな様子だった」そうです。
サンパウロ コリンチャンス競技場
リオデジャネイロ
リオデジャネイロのマラカナン競技場も、地下鉄のマラカナ駅が最寄駅となり、地下鉄による移動が一番でしょう。
リオデジャネイロ マラカナン競技場
サルバドール
サルバドールは、今回ウニベルツールスタッフは訪れていませんが、訪れたサポーターによると、一番アクセスがよく整理された会場と評価が高い会場でした。
サルバドール フォンチ・ノーヴァ競技場
W杯では、サッカー競技場は、持ち込み制限があり、傘や瓶類などは持ち込み禁止でした。
オリンピックも同様に、場内持ち込み制限がされ、警備が非常に厳しくなる推測できます。
また、食料は果物などを含め、禁止でした。
もちろん、競技場内ではサンドイッチや清涼飲料水などの軽食が販売されていますので、食べ物の心配は大丈夫です。
意外なところでは、ビールなどのアルコール類。
ブラジルでは通常、一般のサッカー試合ではビールの販売は禁止です。
しかし、W杯ではビールが販売されました。
オリンピックではどうなるかはわかりませんが、お酒好きとしては、販売してほしいところですね。