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2016年09月30日(金)

サンパウロに春が来た! 美しいイペーの花、そしてクッピンとの闘い ~本日もブラジル日和

パラリンピックも大盛況の中閉幕し、気がつくとぐっと気温が上がり30度を越える日もちらほら。南半球のため、日本とは季節が真逆のサンパウロにもどうやら春が到来したようです!
 
標高約800メートルの高地にあるサンパウロの中心地は、日本と比べると四季の変わり目がはっきりしません。
私がこちらに来た2年前から比べてみても、毎年、冬の寒さや夏の暑さはいろいろで、暑い日も寒い日もずっと続くことは少なく、数日後には一気に気温が変動します。
 
そんな中でも、春の到来を感じさせてくれるのが色とりどりの花たち。
特にイペーと呼ばれる木には、いくつかの種類があり、異なる色の花が咲きほこります。

鮮やかな黄色が美しいイペー・アマレロ鮮やかな黄色が美しいイペー・アマレロ

イペー・アマレロ(アマレロは黄色という意味)は、ブラジルの国花です。
今はまさに満開。ブラジルカラーの黄色が青空に映えてとてもきれいです。
 
ブラジル人の友人に、日本人にとっての桜のような存在の花はブラジルにあるのかたずねてみたところ、同じようなものはないけれど、イペー・アマレロが近いかな、とのことでした。
この黄色い花を見て、ブラジルのみなさんも春の訪れを感じるようです。
 

こちらはイペー・ブランコ(ブランコは白という意味)こちらはイペー・ブランコ(ブランコは白という意味)

遠くからだと、淡いピンクで日本のソメイヨシイノのようにも見えますが、よく見ると花びらのつき方が違うことがよくわかります。
イペー・アマレロより少し早く咲きます。

花びらは、ラッパのような形花びらは、ラッパのような形

イペー・ホーショ(ホーショは紫という意味)イペー・ホーショ(ホーショは紫という意味)

近くのイビラプエラ公園では池の周りにこの紫のイペー・ホーショの花が咲き乱れ、花びらが散るとまるで紫の絨毯のような美しさ。
 
イペーの花は普通、紫、白、黄色の順番で咲くそうで、6月から9月の長い間にかけて楽しむことができます。
ブラジルにいる間、日本の桜をめでることができないのは本当に残念なのですが、このイペーの花にずいぶん慰められています。


 
というわけで、美しいイペーの花をご紹介しましたが、春の到来とともに要注意なのが、クッピン対策。
 
クッピンは、見た目は羽アリですが、木材を食べる白アリのような虫のこと。気温が上がり、湿度の高いムッとするような9月から10月ごろの日暮れから夜にかけて、灯りを求めてやってきます。
 
公園などにある木から発生し、灯りに群がり着地すると、羽根が落ちます。
そして、今度はシロアリのように壁や木製の家具の中に入り、木を食べ、卵を産みつけ、少しずつ増殖し、やがては壁や家具をダメにする、というとんでもない虫なのです。
 

クッピン。4枚の羽根がついて、少し大きめの羽アリという感じクッピン。4枚の羽根がついて、少し大きめの羽アリという感じ

例年に比べて寒い日の多かった今年、まだまだクッピンの季節などとは夢にも思わなかった8月の下旬。ふと気づくと、家の中の灯りの周りを飛び交う2匹のクッピンが!
「えっ、もう?まだ8月なのに!」「17階に住んでるのに!」と、戸惑っている間にもさらなるクッピン侵入の気配。慌てて各部屋の窓を閉め、照明も最小限に!
 
しかし、すでに入ってきてしまったクッピンを捕獲しなくてはなりません。
幸い、動きはそれほど早くないので、壁にとまっているものはティッシュでキャッチします。

そして、飛んでいるクッピンには、何とも不思議な捕獲法があります。
 

懐中電灯と水を張ったボウルを持って、いざ捕獲!懐中電灯と水を張ったボウルを持って、いざ捕獲!

明るいところが大好きなクッピン。照明の下に、水をはったボウル(できれば光を反射する透明のボウルがベスト)をかかげ、そこに懐中電灯で光をあてます。そうすると、光を求めてクッピンは水の中へ。
 
こうして、何とか無事にクッピンの捕獲終了。しかし翌日、外の窓のレール部分に大量のクッピンの羽根が。。。
 

大量に残されたクッピンの羽根!!!大量に残されたクッピンの羽根!!!

羽根を落とした後、どこかに隙間を見つけて家の中に侵入した可能性もあり心配ですが、とりあえずこれから10月ごろまでの間、蒸し暑い夕方にはクッピンとの闘いが続くのでした。。。
残念ながら、これもサンパウロの春の風物詩です。


 
せっかく綺麗なイペーの花をご紹介したのに、気持ちの悪い写真が続いてしまいました。
最後に、この時期に行われる、オランブラの花まつり「Expoflora」をご紹介します。
 
オランブラは、サンパウロ市街から約170km離れたところに位置する町です。
オランダからの移民が発展させた町で、たくさんの花を生産しています。
毎年8月の終わりから9月の終わりまで行われている花まつりは、オランダの文化にも触れられるとても素敵なフェスティバル。
 

「expoflora」で検索すると美しい画像がヒット「expoflora」で検索すると美しい画像がヒット

サンパウロ州は、オランダ移民だけでなく、日系移民も花の栽培を積極的に行ってきたため、今でも国内有数の花の産地だそうです。
 
というわけで、美しい花と恐ろしいクッピン。。。春の訪れに喜び半分、恐怖半分の日々がしばらく続きます。


 

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執筆:Mimako
 
<プロフィール>
東京都出身、静岡育ち。大学卒業後、7年間出版社にて教育関連の教材や雑誌の編集に携わる。2004年長女の出産、夫のアメリカ転勤にともない退社ののち、テキサス州ヒューストンにて8年間、子育てに専念しつつ、地元の学校のボランティアや日本語の絵本の読み聞かせなどに関わる。2012年に帰国後、幼稚園児、小学生を対象とした英会話講師として活動後、2014年6月よりサンパウロ在住。サンパウロでは、ブラジルの歴史を学んだり、日本語を学ぶブラジル人に日本語を教えるボランティア活動などを行っている。

2016/09/30 10:32 | <連載>本日もブラジル日和


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