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2017年11月30日(木)

サンパウロ日本人学校 祝☆50周年 ~ぶらパウラ

私達の子供は、サンパウロ日本人学校という学校に通っています。
ブラジルの場合、かつて日本人移民がつくった「日語学校」というのがあり、少し紛らわしいのですが、「日本人学校」とは明確に区別されています。

「日本人学校」には定義がきちんとあり、文部化科学省によると「日本人学校は、国内の小学校、中学校又は高等学校における教育と同等の教育を行うことを目的とする、全日制の教育施設です。一般に現地の日本人会等が主体となって設立され、その運営は日本人会等や進出企業の代表者、保護者の代表などからなる学校運営委員会によって行われています。日本人学校は、文部科学大臣から、国内の小学校、中学校、若しくは高等学校と同等の教育課程を有する旨の認定を受けており、日本人学校中学部卒業者は、国内の高等学校の入学資格を、高等部卒業者は、国内の大学の入学資格をそれぞれ有します。教育課程は、原則的に国内の学習指導要領に基づき、教科書も国内で使用されているものが用いられています。」http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/002.htmより引用抜粋)
という学校です。

つまり日本の教科書を使って、日本国内と同じカリキュラムで、先生も日本から来て、日本にいるときと同じ卒業資格が出るということになります。

サンパウロ日本人学校の職員室前にある看板サンパウロ日本人学校の職員室前にある看板

サンパウロ日本人学校は小学部と中学部があり、現在200名弱の子供たちが通っています。全員の親の職業を知りませんが、駐在員の子供たちが多いと思います。
 
というのは、ブラジル人と結婚している日本人の子供達や、日本人家族で移住している家族の子供たちが通うのは、やはり現地の私立校やインターナショナルスクールが多いのです。最近は日本人家族でも、インターナショナルスクールも多いのが現実です。インターに在籍している日本人の子供が多い学年もあるほどです。
 
その理由のひとつに挙げられるのが、サンパウロ日本人学校はブラジルの卒業資格がないことと、高等学校がないことでしょうか。ですから、高校は必然的に帰国か、主にインターに行くことになります。長い駐在期間やこれからも海外で生活する可能性のある家族は、やはり最初からインターに行くのも選択肢になるのも頷けます。

さて、サンパウロ日本人学校(以下、サ日校)は、日本人が多く住む居住エリアからバスで40分ほどのカンポリンポ地区という郊外にあります。
 
ここの自慢はなんといっても自然の豊かさ、そして敷地の広さ!12万平方メートルと言ってもピンときませんが、多分世界で一番広大な面積を持つ日本人学校ではないかと思います。

構内は広く、自然が豊か。右側の建物が職員室構内は広く、自然が豊か。右側の建物が職員室

サ日校は開校当初、街の中にある学校の一部を借りて、授業が行われていたそうです。現在のカンポリンポに校舎ができたときには、周辺は本当に何もない平原だったとか。だから、学校の場所としては大変良く、当時は1000人弱の子供たちが通い、とても賑やかだったそうです。
今はその五分の一の数の子供たちが贅沢に敷地を使っています。
 
時代は移り変わり、周辺には住宅も迫っていますが、学校の敷地の中は自然がいっぱい。コーヒー園もありますし、色とりどりの花も鳥も見ることができます。校舎は平屋で、学年ごとに単体で存在しています。
 
とても広い学校なので、子供たちはどこへ行くのも急ぎ足です(笑)。図書館へ行くのも、運動場へ行くのも、元気に走って移動しています。
バス往復で時間がかかり、「日本ならランドセルを背負って通学する体力が、ここではつかないかも」なんて最初は思いましたが、とんでもない!学校で十二分に走り回っています。なにせ、トイレも図書室も外ですから。

ちなみに子供が複数いる場合の授業参観では、歩きやすい靴が必須です。行ったり来たり、親も体力勝負の授業参観になります。
 
サ日校の魅力はたくさんありますが、恵まれた豊かな自然、子供たちが仲がいい、そして教員も熱心ですが、保護者も熱心であることです。

ブラジルのアボカドが自然になって、落ちていますブラジルのアボカドが自然になって、落ちています

今年は50周年記念イベントとして、コーヒー植樹やPTA主催のフェスタ(パーティのこと)がありました。

コーヒー植樹では、日本のタリーズで販売してるブラジルコーヒーの豆を生産している日系のバウ農園さんのコーヒーの苗を、子供たちは学校の中に植えました。一人一本、小さいコーヒー苗を丁寧に植えていました。
 
その後のPTAフェスタでは、お店屋さんのようなことをしました。日ごろ、子供たちは一人で買い物はしません。買い物どこから、一人で出歩くことすらできません。そこで、保護者が用意したイベントで、買い物や飲食を自由にしてもらうというものでした。
 
中学生の生徒はお手伝いに回り、飲食ブースのお手伝い。呼び込みしたり、売り歩いたりしていました。小学生の私の子供は、古本を買ったり、手作りのビーズアクセサリーを買ったり、ゲームに参加したり、お友達とアイスクリーム(これは事務局の手作り)を買って食べ歩いたり、それはそれは楽しかった様子。スタンプラリーもコンプリートしていました!

子供たちの手形で作った50周年の旗子供たちの手形で作った50周年の旗

保護者(特にお母様方)は、準備に余念がなくやはり大変だったのですが、子供たちの笑顔と「楽しかった!」というたくさんの声に、「やって良かった!」とママたちも学園祭のノリで頑張れたと聞きました。
学校のイベントながら企業の協賛も得て、保護者も50周年に関われる機会になったイベントでした。
 
サンパウロ日本人学校は親子二世代在学というケースも聞きます。今年は、学年を超えた同窓会があったと小耳に挟みました。日本から真逆の土地で、親子二世代にわたって通える学校の存在は、偶然という言葉では足りない気がします。
 
サ日校のお話し、また折に触れられたらなと思います。



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執筆:パウラ

 
<プロフィール>
港町出身、サンパウロ在住の二児の母。サンパウロ駐在は2回目ながら、ポルトガル語が一向にうまくならないことに自分の限界を感じつつ、それを認めたくない40代。国が違えばいろいろなことがありますが、ブラジルのいいところを見て、心に残しておきたいと思っています。 

2017/11/30 16:36 | <連載>ぶらパウラ


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