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2018年11月21日(水)

死者の日に。日系移民の街レジストロで灯篭流し~ぶらパウラ

11月2日はブラジルでは「フィナードス(死者の日)」という休日に当たります。私たちは、レジストロという街で行われた「灯篭流し」のお祭りに行ってきました。
 
レジストロは、サンパウロからクリチバ方向に約190キロ車で走ったところにあります。1913年に日本人が初めて永住目的で入植した街で「日本移民のふるさと」と言われるほど日本と関係の深い街。バナナや紅茶、いぐさで作った草履やゴザ、畳などが特産品です。
 

岐阜県中津川市と1980年から姉妹都市提携をしており、街中には「中津川公園」や「中津川通り」なるものもありました。街の歯医者さんの70%は日系だというレジストロ。通りの名前も日本人の名前があったり、鳥居がモニュメントのようにあったり、日本語表記のある警察署や銀行なども見つけました。しかも、この街に到着するまでには、なんと日本語表記のあるサービスエリアや、日系の立派なサービスエリアにもよりました。後者は、数々の熱帯魚が沢山いる巨大水槽があったり、ミニ動物園があるという立派さ。どれも無料で見ることができるので、びっくりしました。

 
到着した日の18時に、仏教やキリスト教の様々な宗派の僧侶や尼さん、シスターが、「世界平和祈願と先没者慰霊」の集まりで祈りをささげていました。同じテントの下で、様々な宗派が集まっている光景は、とてもブラジルらしかったです。もともとは川で亡くなった方を供養していたことから始まったとか。

エントランスゲート。片中、平仮名、漢字も同じ大きさはさすが!エントランスゲート。片中、平仮名、漢字も同じ大きさはさすが!

色々な宗派が祈る集い。和やかな雰囲気に落ち着きます。色々な宗派が祈る集い。和やかな雰囲気に落ち着きます。

そして、まだ暗く成りきらないうちに、試験的に灯篭がいくつか流れてきました。
灯篭はその場で購入して流すことができるようですが、私たちが行った頃には既に完売。来年はもっと沢山申し込めるようにするそうです。

幻想的な灯篭流し。川下でちゃんと回収するエコ活動も実施。幻想的な灯篭流し。川下でちゃんと回収するエコ活動も実施。

供養の祈りとお線香の香り、ろうそくの明かりなどが記憶の中で一緒になり、灯篭がとても幻想的に見えました。人がどんどん集まり、灯篭流しが始まった19時には、川沿いはたくさんの人出でした。

ステージでは市長さんや文化協会の会長さん、政治家などが挨拶し、ブラジリアから日本国大使も来ていました。地域の功労者を称える表彰式があり、開会式が行われました。ステージの周りには、沢山の出店があり、飲食店には焼きそば、天ぷら、から揚げ、お好み焼き、タコ焼き、そして、おでんまでありました。もちろん、ブラジルの食べ物もありますが、圧倒的に日本食が多かったです。

にぎやかな会場内。太鼓の生演奏に盆踊り。日本みたいにぎやかな会場内。太鼓の生演奏に盆踊り。日本みたい

天ぷら(かき揚げ風)、から揚げ、そしておでんには白ご飯付き!天ぷら(かき揚げ風)、から揚げ、そしておでんには白ご飯付き!

会場横には、市立市場がありました。中では、特産のイ草で編まれた草履やゴザ、バナナそのものや、お砂糖無添加のバナナ飴、バナナやマンジョッカ(キャッサバ)の薄切りチップスや、サンパウロでも有名な紅茶「おばあ茶ん」が販売されていました。

市立市場で売っていた「おばあ茶ん」の紅茶ブース市立市場で売っていた「おばあ茶ん」の紅茶ブース

会場の中央には櫓があり、太鼓のショーや盆踊りなどもやっていて、とても賑やか。
時間が遅くなるにつれ人も増え、22時には花火が! 花火はとても近くに見え、美しかったです。
 
ちなみにサンパウロでも有名な「おばあ茶ん」のことは、こちらの雑誌を読んでいるときに見つけました。80歳をすぎてから起業したおばあちゃんは、日系二世ウメさん。今は御年91歳ですが、毎朝茶畑に出てお茶の葉を積んでいらっしゃるそうす。お会いする機会を得ましたが、年齢を感じないちゃきちゃきぶり。ライチの畑を指して「ここいらは悪い泥棒がおるのよ。ライチをもぎとって、熟してるのも青いのもとっちゃうの。熟してるのはいいよ、まぁいい。だけど腹が立つのは、青いのももぎ取って、そこいらに捨てちゃうの。腹が立つんだよね」とこみ上げてくる怒りを抑えようとしながら話しているのが分かり、エネルギーが満ち溢れているのが分かりました。元気いっぱいで、またいつかお会いできそうな気持になりました。
 
雄大な川が流れ、バナナ畑が広がり、日本語も赤い鳥居も見つけることができるレジストロ、おすすめの街です。
 

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執筆:パウラ
 
<プロフィール>
港町出身、サンパウロ在住の二児の母。サンパウロ駐在は2回目ながら、ポルトガル語が一向にうまくならないことに自分の限界を感じつつ、それを認めたくない40代。国が違えばいろいろなことがありますが、ブラジルのいいところを見て、心に残しておきたいと思っています。 

2018/11/21 11:18 | <連載>ぶらパウラ


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